スモーキー・ブルースカフェ

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これぞ理想の愛。菊池成孔さんのaikoへの思いが素敵。



今回は僕のバイブルとも言えるラジオ番組「菊池成孔の粋な夜電波」の中でパーソナリティの菊池さんがaikoさんへの愛を語った時の話があまりにも素晴らしくて堪らないので書き起こしてみました。



これはリスナーからの放送前に亡くなった佐藤宏志さんについてコメントをお願いします。というメールに対して、「コメントなんておこがましいので楽曲に換えさせて貰います。」と前置きしてからの菊池さんのお話です。それではどうぞ。






書き起こし









私ですね、この事をですねオンエアどころか何かしら媒体に書いた事も一回も無いですし、プライベートですら誰にも言った事がない事なんですよ。 






なんで要するに自分の心にだけずっと今まで秘め続けてた事なんですけどね、今日言っちゃいますね。あのー、ガチなんでこれは、心して聞いて欲しいんですけど。



さっき小泉今日子さんの話もしましたが、基本誰とでもお仕事はしますよ基本。あいつは嫌だ!とか有りませんから。



でもこの人だけは絶対NGなんですよね。プロデュースとか元々そんなのあり得ないですけど、どんな話でも、例えばちょっとサックス吹いてくれってのもダメです。一瞬でも関わりたくないんですよね、この人と。



 



それはどうしてかっていうと、そんなんになったら絶対にこの人の事をですね



もう今でもそうなんですけど、



ガチで好きになってしまって絶対に告ってしまうと思うんですね、直接。それで振られてしまう。
 

そんなんなったら私立ち直れないんで、夜電波どころじゃなくなっちゃうんでね。

誰だと思います?誰だと思います?

あのね、曲とか詩とかはねぶっちゃけ全部おんなじなんですよねこの人。

あのー、デビューの時からね、うわっやっばいの出ちゃったなって思ってたんですけど、全然全く変わんないんですよね。
 

おんなじなんでけど、優れた音楽ってのはみんなそうで、全部おんなじなのね。

とはいえ、みんな同じスキスキスーじゃ脳が無いんで、ちったぁ屁理屈捏ねますけど。


 あのー、ブルーノートって有るでしょ、ジャズクラブの事じゃなくてですね。音楽にはブルーノートっていうソウルフルっていいますかね、節回しの音が有るのね。あれが日本で一番上手いのが久保田利伸さんとこの人なのね。久保田さんはまあ、ああいうスタイルだからこう、ブルーノートデフォルトじゃないですか。でも他にも沢山ね、ブルージーでソウルフルな人いっぱい居るんですけどね。恐らくノーマークなんですけど色んな方が、でもノーマークなっこの方が、ブルーノート一番上手いと思いますね。上手いっていうか、血肉化してんの。もう体に入ってるっていうね、そういう意味では本物のブルースシンガーとも言えると思うんですよ。


 

あの、OLさんがカラオケでこの人の事好き好きなんて言って歌おうと思っても正確には歌えないと思うんですよ、エグいブルーノートが必ず曲の中に入ってるので。
 


 この間私ね、夜中の2時くらいに1人で日高屋さんて分かりますか?ラーメンとか餃子のね。そんなに夜中にラーメンとか餃子食って締めるってタイプじゃないんで初めて行ったんですよ。

で、品書き見て『いっぱい有るな、何にしよう』なんて迷いながら、スタミナラーメンてやつを適当にに頼んだんですよ。その時疲れてて原ペコペコで。そんで出てきますよねすぐにパーッとね。で、さあ食おうって箸をスープの水面にね、今まさに突き刺そうってとこでこの人の今からかけようって曲が突然流れたのね。
 


 えー、そういうタイプの人です。日本全国何処に居ても流れてくる可能性が有るわけ。

そしたらもうね、4小節くらい聞いて、動けなくなっちゃって。もう最初の歌詞で100%攫まれちゃいまして、「それは俺がお前にずっと言いたい事そのものなんだよ!!」っていうね。
 

で、結局曲が終わるまでラーメン食いませんでしたね、なんで終わってもう伸びちゃってね、しかももう完全にやられちゃってるんで。もうあんなに腹減ってたのに食欲とかそんな状態じゃなくなっちゃって、生まれて初めて飯屋で手付けずに残しましたよ。日高屋さんごめんなさい。必ずまた近いうちに伺いますんで
 


 

いやまあ、それはともかくですね、もう桁が違うんですね。私にとってね。

もう分かっちゃったかな?まだ分かりませんよね。

この人が、全部コーラス終えてアウトロでマイク持ってグルグル回ったりね、反ったり屈んだりして体中で歌ったりね、ちょっとおかしいと思いますよあの煌めきは。動物に近いっていうかね、人間て言うより。というわけで、今夜ラストにこの曲をお届けします。
 

ま、メールに有った通り先日この番組でオンエアした事で多少ね、再評価というか、ま、再評価なんて言ったらおこがましいですけど。きっかけになったのかなと僭越ながら思っていた矢先に佐藤博さんがスタジオで亡くなりましたけれども。佐藤博さんの現状のお仕事ぶり考えれば絶対この方の歌聞いてたと思うんですよね。
 

で、一番好きだったはずなんですよ私の考えでは。なのでもう佐藤宏志さんにも、藤本義一さんにも、この人のこと好きにならずにはいられないと思うんですよ。なので、お二人にも捧げたいと思います。
 


 

貴方が居ない世界に私は居ない」て聖書の言葉じゃないですよ。日高屋でこれが流れてきたの。まあ大変な覚悟でね、だって言った事ないんだから。こんな事言ったら、他はどうなんだ?って事になってやばいじゃないですか。だから胸に秘めてたんですけど。まあ言っちゃいましたけどね。
 




 

えー、ご紹介したいと思いますが、「ええー、散々引っ張ってそれかよ!」とか言うやつ居たら殺すぞ!笑


 

それでは、本日のラストナンバーです。えー私が今『ああ、自分は恋してるんだな。』って自覚する時間はこの人の歌を聴いてる時以外無いですね。

というわけで菊池成孔の粋な夜電波、CBCラジオでお聴きの皆様は来週はお休みです。

TBSラジオでは通常通り放送が有りますので

宜しくお願いします。また来週の日曜日にお会いしましょう。

お相手は菊地成孔でした。

それではラストです。aikoで『くちびる』  



いやー、なんか聴いててゾクゾクしちゃいましたね。個人的には異性を、特に芸能人の方を愛する場合の理想型とでも言いましょうか。

好きすぎて会いたくない!!なんて純情なんでしょう。
僕もこんな思いを抱えたいと模索中では有りますが、これは誰にでも抱けるものではないですよね。

菊池さんは何よりaikoさんの歌の才能に惚れているのでしょうし、ルックスが変に煌びやか過ぎても違う気がしますし。

aikoさんだからこそ出来る愛し方なのかな?と思ったりもします。

MIWAさんはアイドル要素が入ってきちゃう気がするし、綾香さんはは既婚ですし 、矢井田瞳さんはファンキー過ぎる気がします。

いやぁaikoさんの絶妙な事。

これはもう少し模索が必要ですね。

そして本人は断ると言ってますが、菊池さんとaikoさんの仕事での絡みが見てみたいなーと思ったりしています。

aikoさんの歌にサックスが入るとか新鮮で新しいですよね。


◆こちらがラジオの音源です。