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『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を読みました

やっと読み終わりましたので感想を。

タイトル的に「力道山戦」が最も重要だと思いがちであり、筆者も力道山戦を分析して何故負けたか?即座にガチで反応したら勝てたか?

という辺りをはっきりさせたい様でしたが、僕的にはこの力道山戦は木村政彦伝説のほんのひとつまみの出来事でしかない。と感じました。

確かに悔しい試合であり、ご本人も片時も忘れること無く悔やみ、リベンジの場を望んでいたと思います。

しかし、僕としてはそれまでの、そしてその後の木村先生の『強さ』を垣間見ていると、もうそんな事はどうでも良いんじゃないのかな?とさえ思えてきました。

とはいえ、読んでる途中は自分もやるせない、なんとも悲しい気持ちになりましたし、読んで暫くはスッキリしなかったのも事実です。

しかし、読んで1週間以上が経った今「あそこまで強い日本人が、柔道家が、格闘家が居た。」という事実が最も重要で染みています。

展覧試合を制す迄の全盛期、戦後の力道山戦まで、そしてその後の指導者になってからも、常に木村政彦は世界一強い男のままだったのでは?と思わせてくれます。

全盛期から10年程経って殆ど練習してないのにエリオに何もさせずに勝ったり、それから更に5.6年プロレスしかやってないのに、ブラジルの若い精鋭に柔道でもMMAでも圧倒したり。

指導者になってもロシアの五輪代表を寝技でおもちゃにしたり。
脳内のイメトレでへーシングや山下泰裕に勝てたり。(これはただの妄想では無く、木村先生は実際に勝機がなければ絶対に勝てるとは言いません。)

常に柔道、そして格闘技の事を考え、あらゆる格闘技を取り入れたハイブリッド格闘家です。
(若き頃ヘビー級ボクサーの軍人とスパーを重ね技術を習得。その後、弟子へのボクシングの指導を見て、ボクシングの専門家が的確過ぎて驚いた程。)

今の時代に全盛期で居て、UFCやムンジアル(柔術の世界大会)、アブダビ等に出たらどれも取れるんじゃないかな?と真剣に思ってしまいます。

恵まれた時代で、自分の好きな真剣勝負のみをとことんやらせてあげたかったなと思います。

まあ、今の時代だったらあれ程の練習をしたか?というのは疑問ですが、木村先生です。きっとしたでしょう。

そして木村先生に憧れ、そのイズムを引き継ぐ石井慧君にはもっともっと頑張ってほしいなと思います。


























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