スモーキー・ブルースカフェ

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ドライヴ 感想

シンプルな題名故2012年のシネマハスラーランキング5位に入っていたのを記憶していました。

このシンプルなタイトルとそれから想像されるシンプルそうな内容、一体どんな魅力が有る映画なのか、品揃いの少ない近くのレンタル店に有ったので確かめました。



感想


ストーリーは予想通りシンプル、昼は車の修理とスタントマン、夜は「逃がし屋」の寡黙な青年の話。

シンプルながら独特な静けさを醸し出しながら進むストーリー。

後に他の方のレビューを見て気付いたんですが、主人公には名前が付いて無いんですね。

wikiのキャストでも
【ドライバー→ライアンゴズリング】
となってます。

もう、とにかくこの主人公がカッコイイんです。

余計な事は喋らないんだけど、独特な表情と素っ気ない受け答えがめちゃくちクール!!

個人的にはどことなくジェームスディーンバイブスを感じました。

宇多さんもバッグやGジャンを例に挙げて褒めてましたが、ファッションも抜群にカッコイイ!!

苦役列車伊賀大介さん同様スタイリストが素晴らしいんでしょうね。

やはりイカした外国人がやるジーンズにTはヤバいよね。

因みにジャンパーの背中のサソリは何かの映画のオマージュらしい。

というか、この映画様々なシーンに様々なオマージュが含まれているらしく、こんな時に

あー!!もっと映画を観てくれば良かったー!!!泣
と思う訳です。

音楽も、もっと言えばアーティスティックな物全般に言えますが、オマージュに対する元ネタまで分かると80倍楽しめます。

実はオマージュって事にさえ気付かないで色んな物を見たり聴いたりしてる事って物凄く多いんですよね。

そういった機会を少しでも減らす為にも、古くて良いものはジャンル問わずインプットしていきたいと思ってます。



と、話は逸れましたがこの映画、ヒロインの夫が刑務所から出て来た所から大きく動き出します。

刑務所で借金を作ってしまった夫の元にマフィア寄りの人間が絡んできます。

流血、発砲、殴打。
これらの描き方はとてもハードで生々しいです。
血も一杯出てきます。


しかしこの様なバトルシーンもスラッとクールに切り抜けちゃう主人公の只者では無さ、強さがより観てる者を惹きつけます。


そして、語り草になってるエレベーターシーン。

乗ってる男がヒットマンと気付いた主人公はそっとヒロインを自分の陰に先導するとそっと、いや、情熱的にキッス!!!

えー?!そこでー?!と驚きたいとこですが、直後にヒットマンフルボッコ

もう、やり過ぎ!っていう位にフルボッコ

それを見たヒロインは呆然とし、そこで2人の間には埋まり用のない溝が出来てしまいます。


このキスからの暴力描写、そして主人公のある意味の失恋という流れが非常に印象的でした。


その後職場の上司であり、理解者を殺られてしまったドライバーは最終決戦とも言える復讐に向かいます。

これまた何かのオマージュというマスクを被ったドライバーは敵のボス1人をまずは車で襲った後、浜辺で倒します。


そして大ボスに連絡し待ち合わせ。

奪った金を受け渡す際に刺されてしまいますがなんとか力を振り絞って反撃。
決着が付きます。


このラスト、僕的にはドライバーは命を落としてしまったのかな?と思っていたのですが、原作に続編が有る上に映画の方も続編を考えているらしく、命を落とさずに踏ん張ったんですね。

何処かで読んだレビューの「また違う街で同じ様な暮らしをするのでしょう。」が凄くしっくりきました。

風来坊的ちょっとダークなヒーローって感じでしょうか。

宇多さん曰くこれは究極のフェティッシュ映画とのこと。

確かにストーリー自体はシンブルなものの、演出から衣装や小物、細かい所まで拘っていて、好きな人はとことん好きでしょう。

また、音楽も素晴らしいらしいですが、ちょっと集中出来ない環境で観た為味わえなかったのが残念です。

いやいや、これはもう一度観ますよ!

出来れば元ネタ映画をチェックしてから。

オススメです!